各装置の特徴
街のなかの作業にフィットする新機能を加え、さらに鋭く、高効率に
低騒音エンジン
エンジンはパワーショベルで優れた実績のある自社製のS6K-T型ディーゼルエンジンを搭載。110PS/1,800rpmの高出力で、耐久性も抜群です。またエンジンルームは独自の理論に基づいたエンクロージャ化を行うとともに、作動油専用クーラファンを廃止してラジエータとオイルクーラを直列配置するなど、低騒音設計のエンジンと相まって、大幅な低騒音化を実現しました。
油圧回路
エンジンの高出力をむだなく生かし、パワフルでスピーディな動きをささえる高性能の油圧回路。各シリンダにはダブルチェックバルブを装備し、走行およびドリフタ送り装置には、油圧解放形メカニカルブレーキを装着。安全性への配慮も十分です。
コントロール装置
コントロール装置は、現場の作業条件に合わせて最適位置にセットできます。また、ドリフタの打撃・回転・送りを独自にコントロールでき、クランプシリンダも手元のレバー操作でコントロールできるため、地質にマッチした効率的な穿孔作業が行えます。
電気パネル・ゲージ
パネル・ゲージ類は集中表示方式を採用。機械の状態を一目で把握できます。新たに装備された電気式燃料ゲージ、オイルフィルタ目詰まり・エアクリーナ目詰まりなどの発生を知らせる警報灯類も充実。保守点検が一層容易になりました。
走行装置
すでにブルトーザやMCD8でも耐久性を実証済みの足回り。
優れた安定性・走破性・登坂力などによって不整地でも抜群の機動力を発揮します。
オプションとして500mm幅の湿地シューも装着できます。
三菱MDH100-A型
油圧ドリフタ(バックハンマ付)
現場で数多くの実績つんだ自社製ドリフタMDH100-A(特許実用新案出願)を採用。効率よい穿孔作業をお約束します。圧気強制潤滑方式のシャンクロッドは潤滑オイルミスト容量を従来の3倍にアップしたので、スプライン部の耐久性が一段と向上しました。また新たにバックハンマの使用を任意に選択できるようにバックハンマ切換えバルブを追加。ケーシングのネジのゆるみと磨耗を最小限度に抑えます。
全油圧式セントラライザ
ケーシングはもちろんインナーロッドのネジ切りも、オペレータスタンドからレバー操作だけでスムースに行えますから、作業効率がアップするとともに、安全性の向上と省力化をはかれます。
フィード装置
大容量モータとダブルチェーンを採用。穿孔時の低速送りとケーシング切継ぎ時の高速送りとで速度を2段に切換えられますので、作業効率の向上とともに省エネルギー化をはかれます。