各装置の特徴

バックハンマー構造

新開発のバックハンマー構造は、ジャミング脱出に威力を発揮。同時に穿孔作業で大きな割合を占めるケーシングの抜取にかかる時間を大幅に短縮できます。

ピストンストロークは３段階に切換可能。岩質に合わせて、最適の打撃力を選択できます。

大容量ピストンが生み出す打撃力はクラス最大。硬岩穿孔も楽にこなします。

大孔径シャンクロッドを採用。ロッド自体の長寿命化により、ツールズ費用を低減。

回転部は２連モータ方式。軟弱地盤や長孔穿孔に威力を発揮します。２連の油圧モータ間には、低速高トルク・高速低トルクの２段切換バルブが組み込まれ、多彩な穿孔が可能となりました。

シャンクロッド部は圧気強制潤滑方式を採用。グリースアップ等のメンテナンスに要する手間を大幅に省き耐久性も一段と向上しました。

コントロール装置は、作業により任意の場所にセットできます。ドリフタの打撃・回転・送りを独立してコントロールできるうえ、クランプシリンダコントロールレバーも集約。一段と操作性が向上しました。

三菱独自開発の全油圧式ドリフタを搭載。最新の機構の数々を盛込み、高性能を発揮します。

ドリフタ送り機構には大容量モータとダブルチェーンを採用。さらに強力な押付・引抜力を実現しました。高低速２段切換により、フラッシングやケーシング切継ぎ時の作業効率を高めました。

高出力と低燃費で定評である三菱Ｓ６Ｆ－Ｔエンジンを搭載。自社製エンジンと母機とのマッチングは理想的です。始動はオートグローシステム、停止は電磁ソレノイドによるキーＯＦＦ方式。操作性が格段に向上しています。

エンジンの高出力を余すところなく活用し、各油圧機器の強力でスピーディな動きを実現します。各シリンダにはダブルチェックバルブを装備。さらに走行およびドリフタ送り装置には、油圧解放形メカニカルブレーキを装着。安全性の確保も十分です。

ゲージ・パネル類は集中表示方式を採用。機械の状態が一目でわかります。フィルタ目詰まり・エア圧低下等、異常発生時には警告灯により警告します。

建設機械で実績のある足回りを採用。耐久性とともに、不整地で抜群の安定性・機動性を発揮します。

大孔径にも対応できる油圧式セントラライザは、大きなネジ切トルクによりケーシング切継ぎをスムーズに行います。